コピックで色を塗るときの順番と選色(初心者向け)
コピックを使っていると、「うっかり線からはみ出してしまった!」「塗ってみたけど、なんかしっくりこないな~」と思ったことはありませんか?
前回言っていた色塗りの順番と色の決め方を私が実践している方法をご紹介します。
私は未だに画力はそんなに高くはないのですが、美術部に所属していたので、
色の扱い方には誰にも負けません。
その知識を今ここで教えましょう。
1.選ぶときは、A4の紙で配色を試す。
どうせならオシャレな色でイラストに彩りを決めたいですよね?
使う色は3色か4色までがベストです。それ以上増やしたら、イラスト全体にまとまりがなくなってしまいます・・・。
まず最初に色彩心理学から3つの用語を提案します。
ベースカラー (最も大きな面積を占める配色。全体の約60%を占める)
アソートカラー(ベースカラーを引き立たせ、まとめる役割をもつ。ベースカラーと同系色である事が多い。全体の約30%を占める)
アクセントカラー(メリハリを入れる役割を持つ。全体の約10%を占める。上の2つとは色相環的に正反対であることが多い。いわゆる補色というもの。)
具体例は下の画像みたいな感じです↓
色相環図は次の画像を参考にしてみてください。
これをもとに配色を決めます。
私は下の下書き(DB超のブロリー)に色を塗るために配色を決めます。
A4のプリント用紙に下の画像のようにコピックで雑に塗りながら、配色とバランスを決めます。
直感で決めてもいいし、納得がいくまで複数の紙に繰り返し塗ってもどちらでも構いません。ちなみにわたしは直感で決めています。
2.基本的な色の順番は明度の低い→高い or 面積が大きい→小さい
色が決まったら、次は塗る順番を決めていきます。上の色相環図を見て、
明度(簡単に言えば、白に近いか、黒に近いかの度合いを表したもの)が低い箇所から高い箇所又は面積が大きい箇所→小さい箇所という順番で描くのが基本です。
そうすることによって、明度が低い色を線からはみ出してしまっても、上から明度が高いもので隠すことができます。
下の画像参照
3.影を付けてみよう
更に陰影をつけると、重みが増し、立体とリアリティを醸し出すことができます。
ポイントはす光源と図形的な奥行きを意識することです。
ただし、これには普段からデッサンをしたり、鋭い観察眼を必要とするテクニックです慣れないうちは、デッサンを習慣化し、明暗を五感で捉える練習を行ったほうがペイントにもその五感を活かし、より高度なイラストを描くことができます。
私自身デッサンを何回か練習したおかげで難なく陰影の感覚を捉えることができるようになりました。
使う色は灰色だけでもいいのですが、より明度が高い色を使うとより引き締まり、まとまりやすくなります。
下の画像を参照
少しでも参考になれば幸いです。